Ubuntu Multipass VMのブリッジネットワーク設定手順

Multipass VMのブリッジネットワーク設定手順

Multipassで作成した仮想マシンをホストPCと同じネットワークに接続するための設定手順をまとめます。

以前、KVMとでめんんどうな手順を踏んで構築していましたが、かなり簡単にできるようになっていました(知らなかっただけかも)

これにより、VMはLAN上の他のデバイスからアクセス可能になります。

注意: この設定はホストPCのネットワーク設定を変更するため、ネット接続が途切れてしまうのでリモートPCに行う場合、3.ホストPCのネットワークを復旧させる手順は、物理PCに対して実施する必要があります!!

1. 既存のVMを削除して新しいVMを作成する

既存のVMのネットワーク設定を直接変更することはできないため、一度削除して再作成します。

# 既存のインスタンスを停止
multipass stop primary

# 既存のインスタンスを削除
multipass delete primary

# 完全に消去
multipass purge

# ブリッジネットワークで新しいインスタンスを作成
multipass launch --name ubuntu-vm --network [ホストのインターフェース名]

[ホストのインターフェース名]は、ip aコマンドで確認できるeno1eth0enp1s0f1などに置き換えてください。

メモ:

piroto@ubuntu-mouse:~$ multipass launch --memory 4G --disk 20G --cpus 2 --name ubuntu-vm --network enp1s0f1
Multipass needs to create a bridge to connect to enp1s0f1.
This will temporarily disrupt connectivity on that interface.

2. ホストPCのブリッジインターフェース名を確認する

Multipassが自動で作成したブリッジのインターフェース名を確認します。

brctl show

出力にbr-enp1s0f1のようなbr-で始まるインターフェースが表示されるはずです。

3. ホストPCのネットワークを復旧させる

Multipassがブリッジを作成したことで、ホストPCが外部から見えなくなっています。作成されたブリッジにIPアドレスを割り当ててネットワークを復旧させます。

注意:物理PCに対して実行する(もしくは2系統の接続を事前に準備しておく必要あり)

ブリッジのIPアドレスをDHCPで設定する

# br-enp1s0f1は確認したブリッジ名に置き換える
sudo netplan set network.bridges.br-enp1s0f1.dhcp4=true
sudo netplan apply

ブリッジのIPアドレスを静的に設定する

# br-enp1s0f1は確認したブリッジ名に置き換える
sudo netplan set network.bridges.br-enp1s0f1.dhcp4=false
sudo netplan set network.bridges.br-enp1s0f1.addresses=[IPアドレス]/[サブネットマスク]
sudo netplan set network.bridges.br-enp1s0f1.routes=[ゲートウェイ]
sudo netplan apply

4. 設定ファイルのパーミッションを修正する

sudo netplan apply実行時に「ファイルがオープンすぎる」という警告が出た場合は、以下のコマンドでパーミッションを修正します。

sudo chmod 600 /etc/netplan/[設定ファイル名].yaml

5. 接続の確認

VMがホストと同じネットワークに接続されているか確認します。

multipass list

VMのIPv4アドレスがホストと同じネットワークセグメントになっていることを確認してください。

 

Macから、Multipass上の仮想マシンにSSH接続

SSH接続手順にもはまりポイントがいくつかあったので、別途メモする

Multipass bridged nw

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