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Struts2 単純なアプリケーションの作成 タグの利用

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Struts2 単純なアプリケーションの作成 タグの利用

Struts2 |


[Struts2 単純なアプリケーションの作成 Hello World Hello Worldアプリケーションの作成]では、簡単なメッセージをページに出力した。 「タグの利用」で、アプリケーションの他のアクションへのリンクを含むページを作成する。

Webアプリケーションは伝統的なウェブサイトとは、動的なレスポンスを生成できる点で異なる。ページからの動的データの参照を簡単にするために、フレームワークはタグセットを提供する。いくつかのタグは、値を与えることにより、標準のHTMLの模倣をする。その他は、標準ではないが有用である。

Strutsタグのひとつの使い方として、他のWebリソースへの特にローカルアプリケーションの他のリソースへのリンクを生成することがある。

リンクを張る

ウェブアプリケーションでは、通常、他のページへリンクを利用する。StrutsのWelcomeページに、他のアクションへのリンクを追加してみる。

1152 struts tag 01.JPG

<%@ taglib prefix="s" uri="/struts-tags" %>
<%@ page pageEncoding="UTF-8"%>
<%@ page contentType="text/html;charset=UTF-8"%>
<html>
<head>
  <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
  <title>ようこそ</title>
  <link href="<s:url value="/css/usettag.css"/>" rel="stylesheet" type="text/css"/> 
</head>
<body>
<h3>メニュー</h3>
<ul>
  <li><a href="<s:url action="ShowRegisterWindow"/>">登録</a></li>
  <li><a href="<s:url action="Login"/>">ログイン</a></li>
</ul>
</body>
</html>
ロケールの変更にもリンクはよく利用される。ユーザのロケールを変更して、アプリケーションリソースからメッセージを表示させてみる。

1153 struts tag 02.JPG

<h3>言語</h3>
<ul>
  <li>
    <s:url id="url" action="HelloWorld">
      <s:param name="request_locale">ja</s:param>
    </s:url>
    <s:a href="%{url}">日本語</s:a>
  </li>
  <li>
    <s:url id="url" action="HelloWorld">
      <s:param name="request_locale">en</s:param>
    </s:url>
    <s:a href="%{url}">English</s:a>
  </li>
</ul>
どのように動くのか

<blockquote>{url}"は、s:url タグにより評価されたURLとなる。Welcome、HelloWorldページでは、2つの別のStrutsタグでリンクを生成している。</blockquote>

リソースリンク

まずは、head 要素で、HTMLリンクタグにURLへの参照を埋め込むのにurlタグを利用している。

<link href="<s:url value="/css/tutorial.css"/>" 
  rel="stylesheet" type="text/css"/>

※ この参照は、絶対参照である。相対参照の解決を心配することなくページを移動できる。

ダイレクトリンク

上記の「メニュー」セクションで、アクションへの参照のために利用している。

<li><a href="<s:url action="ShowRegisterWindow"/>">登録</a></li>

リンクが描画されるとき、タグは自動的に適切な拡張を行うので、それらを自分で埋め込む必要はない。 必要に応じ、タグはJava セッション IDと共にリンクのURLエンコードも行為、リクエストをまたがって、Javaセッションが保たれる。

パラメータつきリンク

最後は、上図の「言語」セクションでは、urlタグを、param、a タグと共に使用して、リクエストパラメータを含むリンクを作成しています。

<s:url id="url" action="Welcome">
  <s:param name="request_locale">en</s:param>
</s:url>
<s:a href="%{url}">English</s:a>

param タグは、パラメータ "?request_locale=en" を Weclome Action URLに付加し、"url"という名前で保持します。 a タグは、"url"の参照を、ハイパーリンクにセットします。

Any number of parameters can be added to the URI by adding more param etags.

ワイルドカードマッピング

Welcomeページが単なるリンクである場合、アクションクラスは必要ない。 しかしながら、それでもマッピングしたほうがよいのは、アクションURIを利用できるからである。 もし、ページにリンクせず、アクションにしかリンクしないなら、あとで簡単にアクションクラスを追加できる。

<action name="Welcome">
  <result>/welcome.jsp</result>
</action>

アプリケーションを作るとき、しばしば直接ページにリンクを張ろうとする。 プロトタイピングを簡単に仕上げるため、Welcome エントリをワイルドカードマッピングに変更することができる。

<action name="*">
  <result>/{1}.jsp</result>
</action>

データ入力フォーム

たいていのアプリケーションはデータ入力フォームを利用する。Strutsタグを使えば入力フォームを簡単に作成できる。 1154 struts tag 03.JPG

<%@ taglib prefix="s" uri="/struts-tags" %>
<%@ page pageEncoding="UTF-8"%>
<%@ page contentType="text/html;charset=UTF-8"%>
<html>
<head>
  <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
  <title>登録</title>
  <link href="<s:url value="/css/usettag.css"/>" rel="stylesheet" type="text/css"/> 
</head>
<body>
<h3>登録</h3>
  <s:form action="Register">
    <s:textfield label="ユーザ名" name="userId" />
    <s:password label="パスワード" name="password" />
    <s:submit value="登録" />
  </s:form>
</body>
</html>
どのように動くのか
  • JSPエンジンは、taglib のリファレンスをページの先頭から読み、Struts タグを プレフィックス "s"でこのページで利用するためにロードする。
  • Strutsタグ(テキストフィールド、パスワード、サブミット)はそれぞれ適切なラベルとコントロールタイプを発行する。

覚えておくこと

Webアプリケーションを記述する上で最も困難な箇所はページのコーディングだ。 フレームワークはページのコーディングをカスタムタグにより、簡単にする。 Struts タグは、フレームワークにより、動的なデータにアクセスできる。 タグは、ページ生成に必要な数多くのマークアップを削減する。

タグ開発ガイド アクションメンバーへのアクセス、リクエスト属性等をページから取得 OGNL