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「Linux システム起動時に実行する処理」の版間の差分

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*ランレベルごとに細かく制御する必要がなければ、rc.localに書いておく。
 
*ランレベルごとに細かく制御する必要がなければ、rc.localに書いておく。
  
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====rc.sysinit====
 
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*システム起動時に、initプロセスによって開始されるスクリプト。
 
*システム起動時に、initプロセスによって開始されるスクリプト。
*ファイルシステムのマウントなど、Linuxを利用可能にするための作業を処理
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*ファイルシステムのマウントなど、[[Linux]]を利用可能にするための作業を処理
  
 
====rc.local====
 
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*システム上のサービスごとに起動とシャットダウンスクリプトが用意されており、このディレクトリに格納される
 
*システム上のサービスごとに起動とシャットダウンスクリプトが用意されており、このディレクトリに格納される
 
*各スクリプトは標準の基本的な形式を採用し、引数をひとつだけとる
 
*各スクリプトは標準の基本的な形式を採用し、引数をひとつだけとる
*どのスクリプトでも有効な引数は startとstop。その他、restart,status,reloadなど
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*どのスクリプトでも有効な引数は startとstop。[[その他]]、restart,status,reloadなど
  
 
  /etc/rc.d/initd/httpd stop
 
  /etc/rc.d/initd/httpd stop
 
  /etc/rc.d/initd/httpd start
 
  /etc/rc.d/initd/httpd start

2020年2月16日 (日) 04:28時点における最新版

Linux システム起動時に実行する処理

Linux |

  • ランレベルごとに細かく制御する必要がなければ、rc.localに書いておく。

初期設定とランレベルの切り替え

initプロセスが実行する内容はランレベルごとにさまざまだが、詳細は/etc/rc.d以下のディレクトリとスクリプトファイルに記載されている。

rc.sysinit

  • システム起動時に、initプロセスによって開始されるスクリプト。
  • ファイルシステムのマウントなど、Linuxを利用可能にするための作業を処理

rc.local

  • rc.sysinitによって呼び出されるスクリプト。
  • システムの起動に影響を与えるカスタマイズをローカルに行う。
  • rc.sysinitを直接変更すと、システムのアップグレードの際に変更内容が失われることがあるため、代わりにこちらに変更内容を記述する。

rc

ランレベルの切り替えに使用される。

init.d

  • システム上のサービスごとに起動とシャットダウンスクリプトが用意されており、このディレクトリに格納される
  • 各スクリプトは標準の基本的な形式を採用し、引数をひとつだけとる
  • どのスクリプトでも有効な引数は startとstop。その他、restart,status,reloadなど
/etc/rc.d/initd/httpd stop
/etc/rc.d/initd/httpd start