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計画保全

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計画保全

| 設備保全

保全の種類

  • 計画保全
  • 予防保全

定期保全

  • TBM(Time Based Maintenance)
  • 交換周期を決めて取り替える
  • 長所:点検などの保全工数がかからない、故障も少ない
  • 短所:オーバーメンテナンスとなり修理費増大

予知保全

  • CBM(Condition Based Maintenance)
  • 診断により問題があれば取り替える
  • 長所:TBMの短所である、オーバーメンテナンスを防止できる
  • 短所:設備診断や監視システムのためのコストがかかる
  • オーバーホール
  • IR(Inspection and Repair)
  • 定期的な分解点検整備
  • 長所・短所:CBMとTBMの中間的性格。生産調整や、予備機が必要

事後保全

  • BM(Breakdonw Maintenance)
  • 壊れてから直すほうが経済的
  • 長所:寿命まで使うので、二次故障がなければ経済的
  • 短所:設備が多くなると故障が多くなり、生産に支障をきたす

改良保全

  • CM(Corrective Maintenance)
  • 保全の合理化改善活動

保全予防

  • MP(Maintenance Prevention)
  • 新しい設備づくりへの情報提供と設備づくり
  • 新規設備のみ、既存は改良となる

保全計画

  • 保全実施項目について、生産計画と施工能力を調整する保全計画が必要

保全実施項目

  1. 日常保全
  2. 定期点検、定期修理
  3. 点検の結果発生する復元修理
  4. 品質改善と、作業性・保全性・安全性・経済性向上などの改良保全項目
  5. 故障の復元と、再発防止のための改善項目

分類

保全計画
  • 年間保全計画
  • 保全予算の立案、部品準備、要因計画
  • 月間保全計画
  • 前月分までの未実施分を入れて検討
工事計画
  • 工事計画(年間、月間、週間、日々 )
  • 計画と工事調整
  • 休日作業の調整と決定
  • 内外工事区分の調整決定
  • 個別工事計画
  • 増産計画、改造計画など個別の計画

設備保全活動の評価指標

設備の故障

  • 設備総合効率
  • 時間稼働率
  • 性能稼働率
  • 良品率
  • 故障強度率
  • 故障度数率
  • 平均故障間隔(MTBF)
  • 緊急保全率(EM率)
  • 突発故障件数および時間
  • 重故障件数および時間

保全費

  • 設備資産と保全費の割合
  • 保全費原単位

保全負荷

  • 保全担当の負荷推移
  • 一人当たりの持ち台数
  • 保全作業率

保全作業

  • PM適用率
  • PM保全作業率
  • 平均故障修復時間(MTTR)
  • 計画保全実施率
  • 予知保全率
  • MP情報件数
  • MP情報採用率

その他

  • 改良保全件数
  • 特許取得件数
  • 公的資格取得人数
  • 安全対策件数(実施、未実施管理)

計画保全7ステップ

7ステップ

  1. 現状分析
  2. 劣化の復元改善
  3. 仮基準書の作成
  4. 品質機能の総点検
  5. 点検整備の効率化
  6. 予知保全の実践
  7. 水平展開

5フェーズ

  1. 強制劣化要因洗い出し、復元改善
  2. 設備の固有寿命延長
  3. 自然劣化のパターン研究
  4. パラメータを探索
  5. 予知保全を実施

設備

評価観点

  • P(生産)、Q(品質)、C(コスト)、D(納期)、S(安全、環境)、M(モラル)

保全部位と保全方式の選択

  1. 設備の重要度
  2. 劣化要因のがどのように規定されているか
  • パラメータ(時間、生産量、作動回数)に比例
  • 比例すればTBM(定期保全)
  • 比例しなければCBM(予知保全)かIR(オーバーホール)
  • 設備の重要度と保全方式の組み合わせで、保全ランクと、保全方式を決定

計画保全の推進手順

  1. 設備の重要度ランク付け
  2. 設備の保全部位の決定
  3. 保全方式の選定
  4. 設備保全基準書の作成
  5. 保全カレンダーに基づく、予防保全(PM)の実践