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5,639 バイト追加 、 2022年6月29日 (水) 07:04
===在庫とは===
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*企業が販売、製造、使用のために保有している資産
*会計用語では「棚卸資産」商品、製品、仕掛品、原材料、貯蔵品という分類。実務で使用される名称は企業ごとに異なる場合あり。
 
===在庫はどこにあるのか===
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*在庫がある場所によって在庫管理の仕方が変わる
====店舗====
====倉庫====
*倉庫は多様、商品・製品倉庫、部品倉庫、材料倉庫、原材料倉庫、流通倉庫、営業倉庫、工場倉庫、サプライヤー倉庫
====工程====
*生産ラインに乗っていたりラインに投入される寸前など
====輸送====
*輸送中の在庫は「輸送品」
====顧客・仕入先====
*自社在庫を客先に預け、使った分だけ売り上げる
 
===在庫が生まれる理由===
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====需給リードギャップ====
*顧客許容リードギャップと供給リードタイムのギャップを埋めるため
 
===在庫品の種類===
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在庫品の呼び方
*販売目的
**製品、商品
*製造目的
**半製品(仕込在庫)、部品、資材、貯蔵品(常備されている小物、消耗品、消耗治具・工具など)
 
====在庫品の名称====
*時点在庫:ある拠点において現時点で保有する各部品の数量
*積置在庫:出庫元拠点の在庫(当該拠点の管轄で倉庫から出庫され、未発送の在庫)
*輸送中在庫:発送先拠点の在庫(当該拠点の管轄で入庫されておらず、輸送中の在庫)
 
===在庫品管理単位(SKU:Stock Keeping Unit)===
*製品や商品の最小管理単位
*会社にとって必要なレベルを考慮して決定
**JANコードによる単品
**色・柄・容量などJANコードよりも細かい管理
**個別単品
**ロット
**商品部門コード
 
 
===在庫管理の基礎===
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====在庫管理の目的====
# 財務会計
# 受注時の在庫確認
# 適正在庫の確保
 
====在庫の是非====
*ものを作れば売れる時代は在庫は多い方がよかったが、現在は在庫=リスクともなる
*受注機会損失と、在庫リスクとのトレードオフ
 
====理論在庫と実在庫の====
*実地棚卸で正確な在庫数がわかる
*棚卸作業実施後、理論在庫と比較し差があれば実在庫数に修正する
*「差」を記録し、原因追求し改善、財務会計では、棚卸差損(差益)として計上が必要
 
====在庫品の名称====
 
===在庫システム===
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*一般的に製造業では「生産管理システム」、非製造業では「販売管理システム」に含まれている。
**出荷処理(-)
**入荷処理(+)
**棚卸処理(+-)
**廃棄処理
**在庫金額換算
====WMS(Warehouse Management System)====
*物流・在庫管理に特化させて高機能化したシステム
*物流センターを総合支援、倉庫内の作業効率化を目指す
*在庫管理サブシステムを中心に、マテハン(Material Handling 貨物運搬)との連携、輸送計画、配送伝票の発行、トラック配送振り分けなど多岐にわたる
*インターネットを利用して貨物追跡ができるなど
*配送機能を切り分けて、TMS(Transport Management System)を構築する場合もある
 
====他システム連携====
*リアルタイム更新が求められるが、そのためには運用ルールを整備、在庫品受け払い段階での処理が確実に実施できることが大前提
 
 
=====販売管理とのインターフェース=====
*受発注段階では、予定情報として有効在庫を増減させ、実際に動いたときに実在庫数を増減
 
=====生産管理とのインターフェース=====
*製造業の場合、倉庫には、完成品、部品、資材、仕掛品などが保管されている。
# 生産計画 : 所要量計算、在庫不足分を調達
# 製造開始 : 部品払い出し(実在庫をマイナス)
# 製造途中 : 仕掛品に計上
# 製造完了 : 完成品として受入(実在庫をプラス)
 
=====財務会計とのインターフェース=====
*決算処理に必要な在庫金額を提供する
*貸借対照表では、「製品在庫」「仕掛品在庫」「原材料在庫」の3項目に分けられ、損益計算書では「売上原価」計算に使用される
 
 
===在庫モデル===
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====単純なモデル====
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*商品ごとに期首での在庫数、期間内の入庫数の総数、現在在庫
*受け払い明細は在庫数に動きがあったときに記録される履歴(理論在庫と実在庫の差異を調査しやすくなる)
 
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====倉庫の組込み====
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*沿うこと場所を区別、同一の場所に異なる倉庫を複数定義できるようにする
 
 
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====拠点の導入====
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*同一拠点での複数倉庫は物理的に分かれていても、論理的に分かれていても構わない
 
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*様々な入出庫
**売上出庫:出荷先への出庫
**仕入入庫:仕入先からの入庫
**返品出庫:仕入先への返品に伴う出庫
**返品入庫:出荷先からの返品に伴う入庫
**例外出庫:在庫数の調整や社内の移動などに伴う出庫
**例外入庫:在庫数の調整は社内の移動などに伴う入庫
====月次管理の仕組み====
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*期首在庫数といった場合の期首が、月初なのか、会計期間なのかが明確になる
*月が切り替わっても前月向けの受け払いを処理しやすい
 
 
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====ロットごとの在庫管理====
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====荷姿の考慮====
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====ロケーションの導入====
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*倉庫を棚やロケ(ロケーション)に分割して、指定されたロットを探し出しやすくする
 
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